大学附属実習施設 子ども学園
大学附属で地域に開かれた児童発達支援センターだからこそ質の高いソーシャルワーク実習を展開
日本社会事業大学附属子ども学園は、発達に特性がありその支援が必要な子どもたちへの発達支援とその保護者支援、そして家庭及び地域の結びつきを支援する児童発達支援センターです。
- 対象児童:東京都在住で発達に特性があり、その支援が必要な就学前の乳児
- 児童定員:30名
発達支援
支援方針
子どもたち一人ひとりの発達特性をよく見てよく理解し、毎日通園~早期支援を継続しながら心身の発達を促して、日常生活の基本動作を身につけたり知識技能を学んだり、小集団活動になじんでいけるよう支援しています。
具体的な内容
子ども学園では、一人ひとりの発達特性に応えて次のような支援をしています。
生活支援
身のまわりのことを自分でする力を養うための、基本的な生活習慣(着脱、排泄、食事など)の取り組み。
知的興味の開発
身近な物の名前、色や形の分類、比較や図形の模写などを学び、知的な興味を育てる取り組み。
機能訓練
歩行、身体運動、指先の器用さ、物の扱い方などを通じ、感覚運動の機能を高める取り組み。
社会性の育成
遊びなどの日常生活の経験を豊富に取り入れて情緒の安定を図り、円滑な人との関わりができるような取り組み。
保護者への支援
子どもの成長のためには、家庭と学園との連携及び地域との結びつきが大切になります。保護者が子どもの理解をより深め、兄弟姉妹も含めた子育ての見通しが立ち、喜びと思えるよう支援いたします。
相談・支援
家庭訪問、保護者参観、グループ別懇談会、個別相談、お泊り会、就学相談などを行うことにより、保護者の不安感や負担感が少しでも軽減されるよう支援いたします。
ペアレント・トレーニング
保護者がお子さんの特性をより理解し、よりよいコミュニケーションのある生活が送れるように支援するプログラムです。
同窓会活動
昭和40年に「いたる学園」として開設以来、800名以上の卒園生がおり、会報「いたる」を通じて卒園後の交流を図っています。その他にも、いたるまつり、もちつき会などの行事を行ったり、年3回同窓会の保護者による講演会等が行われます。
地域支援
児童発達支援センターとして、関係機関と連携し、近隣地域が多様な発達特性への理解と認識を深め、子どもたちがより自立した生活を営むことができるよう支援いたします。近隣地域での保育所等訪問支援事業や、ファミリーサポート事業及び育児支援ヘルパー事業等への講師の派遣も行っています。
実習施設
社会福祉士・保育士をめざす学生の実習施設として、多くの学生にソーシャルワーク実習の場を提供しています。