国際・アジア福祉研究教育センター
国際・アジア福祉研究教育センターについて
国際・アジア福祉研究センターは、2007年、アジアの福祉を増進・創造せんと設立された国内のみならず、世界においてユニークな研究センターである。アジアの人々の現実の生活における福祉を増進・創造する理論、アプローチ、方法の研究と欧米ほかとは異なるアジアの福祉とは何かの探求の研究が中心となる。目指すは、これらを通しての世界の福祉、ソーシャルワーク研究発展への貢献である。
具体的活動の柱は、アジア各国研究者を招いての共同研究とセミナー、ワークショップ、アジア太平洋ソーシャルワーク教育連盟(APASWE)その他国際組織等への協力である。
最近の共同研究には、ベトナムの大学との「宗教とソーシャルワーク:仏教の場合」「(プロフェショナル)ソーシャルワークとファンクショナル・オールターナティヴ」「アジアにおけるソーシャルワーク教育の国際化(歴史研究)」ほかが、セミナーとしては20年以上続く環太平洋セミナー(この数年は災害とソーシャルワークがテーマ)、「ソーシャルワーク国際定義の再検討地域ワークショップ」ほかがある。インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、マレーシア、ネパール、フィージー、フィリピン、バングラデッシュ、韓国、中国その他と手を携えている。センタースタッフは各国大学、ソーシャルワーク組織、学会等に招かれ講演、報告を行っている。
センターの付随的提供サービスとしては、海外の大学との提携締結、毎年の学生の海外研修旅行、学内教員・学生の国際研究・留学に関するサポートほかがある。
社会事業研究所長 木村 容子