修了生インタビュー
社会的養護を経験した方々の生の声に触れ、
かけがえのない学びを得た
- 博士前期課程修了
2019年3月 研究大学院 社会福祉学研究科 博士前期課程修了
子どもの虹情報研修センター 勤務
現在は子ども家庭福祉に関する研修・研究等を行う機関で、専門職に向けた研修の企画・運営を担当しています。私はこれまで一貫して、社会的養護を経験した人の「その後」について考えてきました。研究活動では、社会的養護経験者25 名へのインタビューを実施。過去の傷つきや喪失体験、自らの生い立ちや境遇に対する葛藤に押しつぶされそうになりながらも、さまざまな転機を経て自己実現を目指していく語りからは、示唆に富む研究的な知見を得られただけでなく、私個人としてもかけがえのない学びを得ることができました。これからも、家庭環境に関係なくすべての子どもたちのウェルビーイングのために、実践・研究に励みたいと思っています。
※掲載内容は取材当時のものです。
学びを深めるきっかけ
より詳細な調査・研究を求めて
社会的養護のもとで育った人がその後どのような生活を送っているのか、どのような支援を必要としているのか、より詳細に調査・研究したいと考えて本大学院へ。指導教員の対話を中心とするゼミ運営に加え、充実したカリキュラムもあり、多くの学びを得られると感じました。