修了生インタビュー
タイの高齢者サービスやソーシャルワークを
改善・浸透させたい
- 博士後期課程修了
2022年3月 研究大学院 社会福祉学研究科 博士後期課程修了
タイ・タマサト大学 勤務
タイでは近い将来、高齢化社会に突入すると予想され、ソーシャルワーカーの専門知識の向上が課題となっています。そこで日本の介護予防プログラムを参考に、タイの地域高齢者の健康増進やサービス提供を目的としたコミュニティベースのプログラムを開発しようと考えています。研究の結果、日本では地域づくりに重点が置かれ、専門家によるサービス提供や、フレイルチェックの有効性などがわかりました。タイには介護保険制度がなく、家族が高齢者の介護を担っています。私には母国の高齢者サービスを改善してソーシャルワークを浸透させたいという夢があります。今後は本学の共同研究員としてさらに研究を深めるつもりです。
※掲載内容は取材当時のものです。
学びを深めるきっかけ
タマサト大学との連携
日本社会事業大学はソーシャルワーク分野の研究で非常に有名です。さらに、母校のタマサト大学とも連携しており、私の研究分野である地域高齢者の社会福祉や医療ソーシャルワークを専門とする、社大の先生方と知り合う機会に恵まれました。一連の理由から本大学院への留学を決意しました。