修了生インタビュー
- 博士前期課程修了
2023年3月 研究大学院 社会福祉学研究科 博士前期課程 修了
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
国府台病院 ソーシャルワーク室 勤務
精神疾患の親をもつ子どもに対する支援の
プログラム理論に関する予備的検討
現在は精神科医療機関でソーシャルワーカーとして勤務しています。大学時代に研究したことをきっかけに、精神疾患の親をもつ子どもが抱えるさまざまな課題について広い視野で取り組みたいと考えました。先行研究で提案されている支援における、実施主体や実施方法に不明確な点が多いことに気づき、支援の「成り立ち」「プロセスや体制」「効果」「課題」の4つの視点で、支援団体・事業所の方をインタビュー。日本で実施できる支援のプログラム理論構築を検討しました。研究などを通じて大学院で学んだ理論的な思考法は、実際現場で働くなかで大いに役立っています。今後は、多く残されている福祉の現場における課題を、実践と研究の双方向から取り組める存在になりたいです。
※掲載内容は取材当時のものです。
学びを深めるきっかけ
大学時代の講義
大学2年次に精神保健福祉に関する講義を受講したときまで遡ります。それまでほとんど知識がなかったのですが、未知の世界を知りたいと思い受講しました。脱施設化や長期入院といった精神疾患を抱える人々の社会環境には多くの課題があることを学び、課題解決に貢献したいと思ったことです。