園について

園について

園長のご挨拶

子ども学園は、学校法人日本社会事業大学の附属施設として1981年に発足しました。その前身は1965年に学内に開設された「いたる学園」といい、これまで多くの発達に遅れやつまずきのある子ども達とそのご家族の支援に取り組んでまいりました。

遊び、学び、食べ、遊ぶ。子ども学園では、子ども達が過ごす一日の流れの中に、一人ひとりに合わせた目標と手立てを定め、きめ細やかな支援を実践しています。

日々の生活の中で沢山のことを経験し学ぶ子ども達。初めてのこと、苦手なこと、なかなか気持ちを切り替えられずにいること、目の前にしたことへの反応もさまざまです。最初は参加できなくても、少し離れた所から、見て、聞いて、感じて、学んでいます。その子の学びのプロセスを大切にしながら、時が来たら少し背中を押すように誘うことで、子ども達は、グループ活動や日々の取り組みに参加できるようになっていきます。

その子に合わせた目標を定め、一つ一つクリアしていくことを我々は「スモールステップ」と呼んでいます。スモールステップを積み重ねることでスキルの獲得だけではなく、達成感や自信、意欲も育みたいと考えています。大人やお友達と成功体験を共にすることで、人と過ごすことへの安心感、信頼感を持って欲しいと考えています。

子ども学園では、これまで子どもやご家族から学び、培ってきた発達支援の考え方や技術を活かすとともに、子ども一人ひとりをよく見て、その考え方や技術を柔軟に発展させながら、日々の支援に取り組むことを大切にしています。

子ども学園 園長

学園について

  • 方針

    発達に遅れやつまずきのあるお子さんは、できるだけ早期から適切な支援を受けることによって、生活習慣、言語能力、知的興味などの諸能力の発達を促し、社会性を高めていくことが期待できます。一人ひとりの発達課題を効果的に達成するために、感覚統合療法などの考え方をもとに、さまざまな運動機能の発達を促進したり、知的興味関心の幅を広げていきます。また、応用行動分析学の考え方を取り入れながら、新たな行動を形成したり、あるいは困っている行動の予防・軽減を図り、お子さんそれぞれの発達段階に応じたきめの細かい支援を行っています。

  • 内容

    子ども学園では、発達検査や行動観察に基づいて、学期ごとに個別支援計画を作成し、一人ひとりの発達課題に応じた支援目標・支援方法を定め、実践しています。また、学期の終了時には「あゆみ」を作成し、お子さんの成長を振り返ると共に次学期の支援へと結び付けています。

    基本的生活習慣の育成
    身の回りのことを自分でする力を養うため、基本的な生活習慣(着脱・排泄・食事・睡眠など)の取り組みを行っています。
    社会性の育成
    グループ活動や遊びなど、豊かな経験を通して、大人や子ども同士の関わりを深め、情緒の安定を図り、信頼感や安心感を持って人と関われるような取り組みを行っています。
    知的興味関心を広げる
    粘土遊びやお絵かき、工作活動、リズム遊び、パズルなどの遊びを通して、身近な物の名前、色や形などに触れ、楽しみながら知的な興味を育てる取り組みを行っています。
    運動機能の発達促進
    お散歩や体育遊び、プール等の活動を通し、上手な体の動かし方やバランス感覚を身につけると共に、さまざまな道具の扱い方を経験する取り組みを行っています。
    食育
    園内にある給食室で作られた出来たての給食を食べます。給食のメニューは1ヶ月に2回繰り返しています。そのことにより、食に対して苦手意識を持つお子さんも、食材や味などに親しむ経験回数が増え、味や食感になじみやすくなり、苦手意識が軽減され、食域が広がるきっかけになります。また、栄養士による食に関する学習会や試食会など、お子さんの食に関することについて随時相談を行っています。
    言語指導
    家族や友達との良い関わりの中で育つことは大変重要なことです。主に年長児を対象として月に1回程度、言語聴覚士による言語指導を行っています。

施設案内

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