SOCIAL WORKER REAL

ケースワーカーとして、困難を抱える方々を全力で支えたい。

松本 春菜 さん

練馬区役所 光が丘総合福祉事務所 主事

2019年 福祉援助学科 介護福祉コース 卒業

  • 取得している資格

社会福祉士、介護福祉士

松本 春菜 さん

東京都練馬区に入庁し、ケースワーカーとして働いています。私は約80世帯を担当しており、家庭訪問などを通じて、自立への課題を抱えた方の心身の健康状態や生活状況を把握し、一人ひとりに寄り添った支援方針を考えながら仕事を行っています。被保護者の中には、さまざまな事情で働けない方もいるため、通院・通所等の状況の把握にも気を配っています。場合によっては通院・通所を促し、私が関係機関に同行することも珍しくありません。また、働くことができる方には、経済的自立に向けた就労支援を行うなど、全力でサポートします。まだまだ経験不足を実感し、反省する機会も多いのですが、担当した方の自立が無事決まったときは「関わってきてよかった」と心から嬉しい気持ちになります。

学生時代に福祉援助学科介護福祉コースを選択したのは、介護の現場で働きたいという思いがあったからです。しかし、3年次の社会福祉士の実習で、地域にはさまざまな課題を抱えている方がたくさんいることを目の当たりにし、住民の生活に深く関わる公務員の福祉職を目指すことに決めました。

仕事として介護現場の道は選択しませんでしたが、生活面で課題を抱えた方には高齢者も多く、大学で認知症や介護について学んだことは、現在の仕事でも大いに役立っています。また、相談業務においては大学の授業で培った知識や技術を生かし、相談者の心に少しでも寄り添えるように努めています。

ケースワーカーは、複雑な事情・課題を抱えた方と向き合うだけではなく、多様な関係諸機関との連携や調整も求められる仕事です。この場所で学んだ人との向き合い方や信頼関係の築き方などを活かし、将来的にはさまざまなフィールドで誰かの力になりたいと考えています。

松本 春菜 さん

福祉がもつ重要性とは?

支援が必要な方と関わる場面は今後どんな業種でもあります。そのために「福祉の視点」が重要になると思います。

大学の学びで印象に残っていることは?

多彩な実習は、現場を肌で感じることができる貴重な機会でした。

※掲載内容は取材当時のものです。

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