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- 専門職大学院教員インタビュー
- 教員インタビュー 須江 泰子 講師
一歩踏み込んだ議論の中に
新たな気づきや発見がある
- 専門職大学院 福祉マネジメント研究科
- 須江 泰子 講師
- Sue Yasuko
- [研究テーマ]
- 子ども家庭福祉、支援者支援、児童虐待対応と予防、ソーシャルワーク人材育成
- Member Interview
- 児童相談所を中心に地方自治体で29年間勤務し、2022年に本学に着任しました。専門職大学院には福祉に関連する様々な領域の実践者が集まっています。みなさんに感じるのは課題意識と行動力の高さです。
- 私のゼミはこども家庭福祉分野に関心のある方が参加されています。児童相談所など児童福祉に関するソーシャルワーカーや、医療・保健分野の専門職も在籍していました。それぞれこども・若者に関わる仕事に従事し、そこで感じた葛藤や悩みを何とか言語化し、現場に還元できるように取り組んでいます。本当にみなさん熱心で、課題に対し真摯に向き合う姿勢が素晴らしく、私が教えられることも多いと感じます。
- ゼミ活動はレポートとディスカッションが中心です。それぞれが自分の研究テーマを発表し、全員で議論します。異なる立場や専門性を尊重し、率直な意見交換をすること、役立つ質問を投げかけ合うこと、他者の問いを受け吟味することなどを大切にしています。お互いが相手の話をしっかり聞き、話すことを繰り返す中で、新しい気づきや想定していた以上の発見がある。そういう場をみんなで作り上げていきます。
- ゼミで学会参加もしています。2023年の「日本子ども虐待防止学会」ではゼミ生も発表しました。学内では須江ゼミの院生の発案で、映画をテーマにした特別授業を企画したこともあります。
- 修了生の中には、実践課題研究の取り組みが認められて事業化した人や、職場の中に新たにソーシャルワーカーのポストを認めてもらった人など、研究成果を社会実装させている方がたくさんいます。いま、現場で何か葛藤を感じている方、より良い支援をしたいと考えている方は、ぜひ専門職大学院に入学し、志の高い仲間と切磋琢磨して前へと進んでほしいです。
- ※内容は取材当時のものです。