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- 専門職大学院教員インタビュー
- 教員インタビュー 鶴岡 浩樹 教授
- 専門職大学院 福祉マネジメント研究科
- 鶴岡 浩樹 教授
- Tsuruoka Koki
- [研究テーマ]
- 在宅医療、多職種連携、福祉人材育成
- Member Interview
- 今日に至るまで、私は医師として在宅医療の現場で長年働いてきました。ケアマネジャー・ソーシャルワーカー・看護職・介護職などさまざまな職種の方々と協働します。そこで得た知見に基づき、担当するゼミでは在宅ケアや地域医療、多職種連携、福祉人材育成といった研究テーマを扱っています。
- 着任のきっかけとなったのが、東日本大震災です。停電でインフラが止まり、連絡手段がない状態で生じた悲しい出来事の数々に、普段から多職種間で連携を十分に図っておくことの重要性を痛感しました。多様な職種・立場の人で構成されるチームでは、専門用語一つをとっても解釈が異なることがあります。これは受けた教育が大きく影響していると感じるようになりました。場合によっては命に関わる情報を扱うこともあり、教育機関と現場をつなげる一端を担えればと思っています。
- 院生は、福祉や介護の現場で働いている方が多く、実践力やマネジメント力を高めたいという熱意を持って学ばれています。職場での経験だけだと自己流になってしまうので、客観的な視点を取り入れるべく議論を重ねたり、事例と理論を照らし合わせたり、各領域の最新トピックを学び合ったりしています。ゼミでは、それぞれの現場のモヤモヤをテーマに実践課題研究を進めていきます。通常の授業以上に①経験学習②批判的思考③省察④対話を重視しており専門職大学院では最もエキサイティングな学びの場です。
- 実践課題研究を全うすることで皆さんには現場で自ら思考し、柔軟に行動できる省察的実践家を目指してほしいと願っています。そのために、経験を学びに変える実践知を専門職大学院で磨きましょう。
- ※内容は取材当時のものです。